
脳の可塑性を信じる方へ
ここは脳の可塑性とは何か?どう捉えれば良いのか?どうすれば良いのか?という点について、改めて考え直すきっかけになればと思い作成したページ

01
— 脳の再学習という視点
トレーニングを受けた方の多くがこうおっしゃいます。
「やっぱりもう治らないんじゃないかって思います」
それもそのはず。
麻痺は、目に見える傷とは違って、“良くなってる感覚”がつかみにくいからです。
でも実は、脳は“学び直す”ことができます。
専門的にはこれを**「脳の可塑性」**と呼びます。
つまり、繰り返しの刺激や経験によって、脳は別の神経回路を育てることができるということ。
だからR-accion.では、ただ筋肉を動かすのではなく、脳が“気づく”トレーニングをします。
そして、それをクライアント自身が、
つまり、あなたが自覚できるようことを心がけて、トレーニングプログラムを計画しています。
動かない腕や手、足に対して、
「これが動かす感覚か」
「この感覚を覚えておこう」
と、脳に再学習させていく。
この再教育というトレーニングは、時間がかかるけれど、確かな一歩です。
「3ヶ月後、どうなっていたいですか?」
今はまだ遠い目標でも、それを脳が理解し始めたら、少しずつ現実に近づいていきます。
02
— 「できることが増える」のは、“ある日突然”ではない
「いつになったら使えるようになるんですか?」とよく聞かれます。
でも、変化はある日突然やってくるわけではありません。
むしろ**「ある日ふと気づいたら、できるようになっていた」**というほうが近いのです。
身長は確実に伸びているのに、いつ目線が高くなったかわからないように。
新しい脳神経回路も急に使いこなせるわけではなく、少しずつ使い方がわかっていきます。
たとえば、腕が震えながらでも少しずつ上がるようになっていたり。
手首がかたくて曲がらなかったのが、自然にピクッと動いていたり。
R-accion.では、トレーニング後に「できていること」を毎回記録し、LINEでフィードバックしています。
これは、“小さな進歩”を自分でも感じてもらうため。
目に見える変化はゆっくりですが、内部では確実に再構築が起きているのです。
「効果があるのかわからなかった」という方ほど、再開してしばらくすると「前よりずっと動きやすくなっていた」と驚かれます。
諦める前に、少しだけ立ち止まって、これまでの歩みを見直してみませんか?


03
— 「リハビリ」と「トレーニング」は違う
訪問リハビリや入院中のリハビリでは、「生活に復帰すること」が主な目的です。
これは医療保険制度上、仕方のない制約でもあります。
ですが、R-accion.で提供しているのは**“再発見のためのトレーニング”**です。
「歩くときに足を引きずる」
「字が書けない」
「箸を持つと手が震える」
これらは筋力や可動域だけでなく、脳と身体の“連携”がスムーズでないために起きる現象です。
だから、「他の手段でそれができるように」とは考えません。
代償的な手段をもちいて、「できるようになった!」とは考えません。
装具や補助具をトレーニングのために使用することはあります。
ではR-accion.のトレーニングとは?
私たちのトレーニングとは、
• 振動刺激や電気刺激などのあらゆる道具を使って“気づき”を促す
• 動きの再現を何度も繰り返して“正しい回路”を育てる
• 本人が自分の力で“やりたい”と思える課題を設定する
このように、身体だけでなく想いの両面にアプローチすることが、ただの維持を超えた変化を生み出すのです。
04
— 「続けられる理由がある」人ほど、変化が早い
なぜ、同じような麻痺や症状の方でも、変化のスピードが違うのでしょうか?
不思議に思ったことはありませんか。
そう思った時に思いつくことは、
「あの人は麻痺が軽かった人か」
おっしゃるとおりです。麻痺の重症度の影響も確かにあります。
ですが、
脳のほぼ半分(つまり片側の脳の80%)を脳梗塞によってダメージを受けたクライアントがいらっしゃいます。
その方は、車椅子を使用せずに海外へ旅行することができます。
なんにでも挑戦しています。
こういう方がいることも事実です。
脳の障害範囲の影響は多大にあります。
これは事実です。これを否定するつもりはございません。
ただ、
「行動の理由」が明確な方ほど、トレーニングに前向きに向き合える方が多いことも事実です。
「もう一度、孫と手をつなぎたい」
「仕事に戻って、また現場に立ちたい」
「家族の手を借りずに、日常を取り戻したい」
誰にでも目的意識は少なからずあるはず。
強い目的意識がある人は、継続しやすく、脳の働きも活性化しやすいです。
反対に、
「なんとなく続けている」
「効果がわからないからやめようかな」
というときは、目標がぼやけてしまっている状態。
そんなときは、R-accion.にもう一度相談してください。
一緒に、**「あなたのための目標」**を見つけましょう。


05
— 「前と同じ」には戻れなくても、「今の自分でできること」は増やせる
誰もが「元に戻りたい」と思うのは当然です。
でも現実には、「完全に元通り」は難しいケースもあります。
「元に戻ります!」なんていう無責任な発言はいたしません。
私たちは、これを前提にしたうえで、“今のあなた”にとって最善の未来を考えています。
かつてと同じではないけれど、
• 支えがなくても歩けるようになった
• まだ遅いけど、走れるようになった
• 書きたい字が書けるようになった
• 洋服のジップを上げれるようになった
こうした「できること」は確実に増えます。
だから、R-accion.はいつもあなたに問いかけます。
「あなたが本当にしたいことは、何ですか?」
そのために、どんな段階を踏み、どんな道を選ぶのか。
それを一緒に考え、歩んでいくことが、私たちの役割です。
もう一度考えてみてください。
「あなたが本当にしたいことは、何ですか?」
「そして、その目標に向けてあなたが毎日していることはなんですか?」
「その内容はあなたの身体を変化させるに十分なものですか?」
R-accion.が一緒に考え、歩みます。
R-accion.が伴走いたします。
一度離れた場所に、戻るのは勇気が要ります。
でも、R-accion.はその勇気を応援します。
私たちは「再開される方」のために記録を残しています。
「次、どこから始めればいいか」
「どこまで積み上がっていたか」
すべて把握した上で、最短で復帰できるように準備しています。
もしまた挑戦しようと思えたとき、
私たちがいます。
R-accion.は、“変わろうとする人”を、いつでも待っています。
ご連絡をお待ちしております。