私は理学療法士の養成校の学生、
2年生。
試験期間の真っ只中だ。
当たり前だが、
試験で赤点を取れば留年する。
実際に上の学年から留年してしまった、
今では同級生も数名いた。
留年して、
学費を払い続けられるほどの経済力は、
私の家庭にはなかったし、
自分のプライドが許さなかった。
だから、試験に向けて猛勉強した。
試験当日のあさ。
高く上った太陽で目が覚めた。
何度も目を開けて、
また、閉じた。
やはり太陽がずいぶんと高い。
チュンチュン、
外の木にいる小鳥がいった。
「寝坊してるよ」
寝坊したーーーーーっっ!!!
大事な試験なのに、寝坊してしまった。
試験を受けて落ちるなら、
勉強の方法が悪いだけ。
これは、それ以前の問題だ。
試験を受ける準備すらできていない。
自分の生活のあり方の問題だ。
生活のあり方を見直すのは、
この経験からまだまだ先のことだが、、、
この時は、
もちろん親のせいにした。
なんなら、
誰も連絡をくれない友達のせいにも。
若気の至りと、許していただきたい。
その節はごめんなさい。
目の前の課題や問題は大切だが、
自分のカラダの健康があってのこと。
それを礎として、
できることを着実に取り組んでいくことが大切。
ちなみに、
追試を受け、留年は免れることができた。
生活のリズム、大切。
ちなみに、この後の4年生の実習の最終日でも、
寝坊による遅刻をすることになる、、、、
これが、ラクシオンの地図【ルート3】
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