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【認定PTが徹底解説】
パーキンソン病「オンオフ現象」を克服!薬効を最大限に活かすリハビリのタイミング

2025/11/7 改訂

 パーキンソン病の治療において、薬の効果が不安定になる「オンオフ現象」は、生活の予測を難しくする大きな壁です。

 

 この記事では、脳卒中認定理学療法士が、薬が効いている「オン状態」を「脳の運動学習のゴールデンタイム」と捉え、リハビリのタイミングと強度を最適化することで、オンオフ現象を克服し、生活の自由度を高める具体的な戦略を解説します。

「知る」ことが回復の第一歩
:突然動けなくなる「オンオフ現象」とは何か?

▶︎医学的アドバイス
 :薬効の不安定さが生む「オン」と「オフ」の急激な切り替わり

 オンオフ現象とは、薬が効いて体がスムーズに動く「オン状態」と、薬が切れて体がこわばる「オフ状態」が急激に切り替わる現象です。

 

 特に「オフ状態」では、急に体が動かなくなる無動やすくみ足が顕著になり、転倒のリスクが高まります。また、「オン状態」でも薬が効きすぎると、意図しない動き(ジスキネジア)が出ることがあります。

認定PTの戦略
:オンオフ現象をリハビリのチャンスに変える

▶︎薬物療法とリハビリの統合
 :薬が効く時間を「ゴールデンタイム」にする

  パーキンソン病のリハビリで最も重要なのは、薬物療法とリハビリを統合させることです。

 

 薬が効いている「オン状態」の時間を「脳の運動学習のゴールデンタイム」として最大限に活用し、集中的にニューロトレーニングを行うことで、症状改善効果を飛躍的に高めることができます。

▶︎PT直伝!「オン状態」と「オフ状態」でやるべきリハビリ

オン状態(薬効がピークの時間):高強度・脳の可塑性を狙う集中トレーニング

 体がスムーズに動く「オン」の時間こそ、脳に新しい運動を覚えさせる絶好の機会です。

 

 単なるストレッチではなく、「大きく」「早く」「リズムに乗って」動く訓練など、高強度なニューロトレーニングに取り組みます。

 

 これは、脳の運動回路を再構築(可塑性)させることを狙った専門的なトレーニングです。

オフ状態(薬が切れている時間):安全の確保と姿勢の維持

 症状が悪化する「オフ」の時間は無理に激しい運動はしません。

 

 この時間は、転倒リスクを減らすための姿勢矯正、固縮やこわばりを軽減するストレッチ、関節可動域訓練を継続します。

緊急対処法と、不安を「乗り越える」ための第一歩

▶︎オフ状態時の緊急対処法:外部キューを活用する

 「すくみ足」など、急な動作不能(オフ)に襲われた場合は、無理に進まず立ち止まります。

 

 床の線をまたぐイメージをしたり、一歩踏み出す際に大きな声で数を数える(外部キューの活用)など、動きを助ける工夫を事前に習得しておきましょう。

▶︎代表PTからのメッセージ:不安を「几帳面」に記録して主治医へ!

ラクシオン代表の小宮良太

 「オンオフ現象」は生活の予測を難しくしますが、決して乗り越えられない壁ではありません!

 

 まずは、「いつオフになるのか」「どんな不随意運動が出るのか」を几帳面に記録しましょう。

 

 そのパターンを主治医や薬剤師に具体的に伝えることが、最適な薬物調整とリハビリ計画の第一歩です。

 

 薬とリハビリ、そして工夫の組み合わせで、あなたの「オン」の時間を増やし、生活の自由度を取り戻しましょう!!

【参考にした書籍】
岡庭豊:病気がみえる vol.7 脳・神経.第2版.株式会社メディックメディア.2021

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小宮 良太

執筆者:

​ラクシオン片麻痺専門トレーニングジム.代表

脳卒中認定理学療法士
大学病院、リハビリ病院、クリニック、訪問リハビリなど臨床経験15年以上
2022年4月より独立 ラクシオン開業 自費リハビリ横浜川崎
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