厚木市の自費リハビリ ラクシオン. 片麻痺専門トレーニングジム
厚木市の脳出血、脳梗塞、パーキンソン病、ギランバレー症候群 リハビリセンター
※WEB予約は体験コースのみ
EBPに基づくニューロトレーニング
独自メソッド | ラクシオン
ニューロトレーニングとは?
感覚と運動の統合を促すトレーニング
私たちは感覚と運動によって
世界/環境を理解することができる(環世界)
私たちは感覚と運動を繰り返す(環世界)

関連論文および書籍(環世界)
Jakob Johan Baron von Uexkull:Umwelt und Innenwelt der Tiere[動物の環境と内的世界],みすず書房,2012.
孫泰蔵:冒険の書-AI時代のアンラーニング-.日経BP,2023.
脳や神経の障害により、突如としてこの感覚と運動のループから投げ出されてしまう(環世界)
「私の麻痺した腕や脚は
世界と一体化した」
感覚もなく、運動もできない
世界と自分のカラダの境界がわからなくなってしまった
著者の体験から生まれた言葉
脳神経における関連書籍
テイラー,ジル•ボルト:奇跡の脳 - 脳科学者の脳が壊れたとき 新潮文庫,2012
コチラもご参考に.
私たちは感覚と運動によって世界との関係をつくる
感覚の収集(周囲状況の把握)と、リアクション(応答/反応/運動)をひたすら繰り返す
「感覚と運動のループ」を実践するための
ニューロトレーニング(感覚と運動の統合)
ラクシオン独自メソッドの理論的根拠
【身体拡張の科学】
感覚のない道具を「自分のカラダ」のように操る脳の仕組み
感覚自体がないシャベルで土を掘る
硬い土に行き当たり
それ以上掘れない
その土の硬さ
どうしてわかったのか?
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道具の使用(スプーンや箸、シャベルなど)は身体像を拡張することで、自らの身体のように操作できるように.その際、体性感覚野および後頭頂皮質(連合野)が広く関与するとされる.
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車の運転では、ハンドルを握る手やシートからわずかに伝わってくる振動と、視覚や聴覚などの感覚情報を連合野で統合し、車全体がまるで自分の身体の延長として機能する(身体拡張)とされている.
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つまり、手に持った道具の感触を、身体の感触と同様に認識
脳神経科学における関連研究
Luke E. Miller etal:Somatosensory Cortex Efficiently Processes Touch Located Beyond the Body,Current Biology,Volume 29, Issue 24, 16 December 2019.
神作憲司:身体拡張を手掛かりとした自己意識の脳内機構解析 (https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H01126/)
【脳機能の再編】
パラアスリートにみられる両側脳機能の最大限の活用
身体の一部が欠損してしまい
義足を装着している場合
感覚はどうなっているのか?
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義足を操作する際に、感覚野(感覚を司る)と運動野(運動を司る)の領域が活動し、左右の脳共に活動を認めた(パラアスリートの場合)
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これは健常者ではみられない現象であり、パラアスリート特有の脳機能の再編とされている
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片麻痺と同じではないものの、パラアスリートほどに運動機会を増やすことで、両側の脳機能を最大限に使うように再編できる可能性を示唆.
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感覚機能のない道具でも感覚を感じ取ることができることを、私たちは経験的にも知っている
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両側の脳をフル動員して運動と感覚を結びつけている実例がある
脳神経科学における関連研究
Nobuaki Mizuguchi, et al.:Functional plasticity of the ipsilateral primary sensorimotor cortex in an elite long jumper with below-knee amputation[下腿義足アスリートにおける大脳皮質同側一次運動感覚野の機能的可塑性].Neuroimage Clin,2019
トレーニングの核となる2つのアプローチ
アプローチ①"感覚と運動の統合を促す"
固有感覚と運動の連動
目を閉じてみて運動する、重りをつけることで感覚を増強して運動する、負荷を強くして運動することで腕や脚がどのように動いたと感じるか細部を確認
前庭感覚と運動の連動
起きたり寝たりを繰り返す、ゆらゆら揺れる、ベッドの上をゴロゴロ動くなど内耳にある平衡感覚のセンサーを刺激することで全身運動とバランスをトレーニング
視覚と運動の連動
目でものを追いながら、手や脚を使って目的動作をトレーニング(目と手の協調運動)
認知と運動の連動
しりとりをしながら歩いたり、計算しながらバランスを取ったり、頭を使いながらトレーニング
ターゲット1:感覚障害(感知・知覚の障害、異常感覚)
感知の障害
感覚神経のルートが障害され、手先や脚からの感覚情報を脳へ届けることができない
知覚の障害
感覚情報は脳へ届くがその情報をまとめてそれが何であるか、情報を統合することができない
異常感覚
痺れ感や痛みなど異なる感覚が脳へ伝わり、本来の感覚情報の伝達が阻害されてしまう
ターゲット2:身体失認などの認知神経学的障害
身体失認
自分のカラダの一部や全体に対する認識が障害され、正しく感じたり認識できない状態
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身体失認は、身体図式(Body Schema)や身体心像(Body Image)と呼ばれる身体の空間的イメージ形成および統合の障害とされる.
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右大脳半球障害に多く、特に右頭頂葉は身体の空間認識と感覚情報を統合する場所であり、ここが障害されることで失認が生じるとされている.
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単なる感覚障害や運動障害とは異なり、認知神経学的障害である.
アプローチ②"全身的な筋力・持久力の向上"
運動機会の不足による低下
入院や運動ができない状態を強いられているために、そもそも基礎体力の低下が生じている(廃用症候群)
筋力、持久力が極端に低下するサルコペニア(加齢に伴う筋力、骨格筋量、身体能力が低下する症状をいい、特に急性期の脳卒中患者に有病率が高い)
脳卒中患者には筋力トレーニングが有効であり、生活期の脳卒中患者には特に効果的であるとされる
サルコペニア
一般にサルコペニアのある高齢者には抵抗運動による筋力トレーニングが推奨されている
脳神経学における関連研究
Christopher Hurst et al:Resistance exercise as a treatment for sarcopenia: prescription and delivery.Age Ageing. 2022 Feb 12;51(2)
Ah-Young Choi et al:Effects of muscle strength exercise on muscle mass and muscle strength in patients with stroke: a systematic review and meta-analysis.Journal of Exercise Rehabilitation 2024;20(5):146-157
ターゲット:廃用症候群およびサルコペニア
廃用症候群
寝たきりや病気で動くことができない時間が長期間つづいた場合に、筋力だけでなく臓器も含めた能力が急速に低下し、さまざまな症状が出現する
サルコペニア
加齢に加えて活動量の低下や栄養不良などによって筋肉量および筋力が低下することで、身体能力が衰えてしまうこと
昨今ではうつ病との関連についても報告されている
サルコペニアにおける関連研究
Xiaoyu Chen et al: Sarcopenia and dynapenia are associated with depression rather than anxiety in Chinese hemodialysis patients.BMC Psychiatry. 2025 Oct 3;25(1):930.
片麻痺にとって
運動機会の創出により全身的な筋力、持久力の向上が必要不可欠
専門性を保証するセラピストスキルと人間性
セルフケア
トレーニングの励行
お願い
当ジムのトレーニングは、ご利用中の時間で完結するものではございません
ラクシオン.でのトレーニングメソッド(方法)を、生活の中や仕事、自主トレーニングとしてご活用いただくことに意義がございます
以下に生じやすい問題を示します
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コンディショニングの効果が続かない、関節の固さが取れない
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筋力(チカラ)を発揮することができない
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筋力がなかなか向上しない
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恐怖心や不安感が抜けない
これらの問題は、麻痺やその他の障害などをお持ちの場合に特に生じやすい点です
だからこそ、クライアントであるお客様のご協力が必須となります
以上の問題についての自主トレーニングやセルフケア方法について、当セラピストよりご案内させていただきます

