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麻痺からの分離運動のコツ
以前、ラクシオンのクライアントに聞いたことがあるんです.
私「麻痺の手を動かしている時ってどんな感じですか?」
クライアント「足の指で紐を結んでいる感じかな、、それくらい歯痒い」
私たち自身が自分の足の指を動かせられるようになったら、分離運動の感覚を掴むコツがもしかしたらわかるかもしれない!!
ということで、今回の勉強会は足の指を動かせるようになろう!という勉強会でした.
もちろん脳に障害を受けた状況と、私たちの足指は同じ状況ではありませんが、少しでも麻痺の状態を実感するために開催した内容です.
基礎的な解剖生理学、運動学がわかっていれば十分にできます.
特別な手技も要りません.
どんな感覚を入力して、どんなイメージを想起させて、実際にトライ&エラーを繰り返していく.
これだけでできるようになります.
そして、最近ではSNSで「〜〜すると良い!!」みたいな短絡的な手技?を見かけます.
麻痺の方の場合、ベッド上で安静を強いられていた時間、リハ開始までの時間、合併症の有無、年齢、家族のサポート、発症までの身体状況、脳の障害部位、高次脳機能の有無などなど、同じようなコンディションの方は誰一人としていません.
正解は、今、目の前にいるクライアント(患者さん)の中にしかないこと
を強調してお伝えしました.
だからこそ、評価が重要です.
身体評価だけでなく、ご本人が感じる主観も非常に重要です.
それを透察できるようになるための、勉強方法についてもお伝えしました.
この勉強方法が難しいけど、わかるとオモシロイ!それだけでどんどん臨床がやりたくなります!
具体的な方法は参加した方のみの内緒🤐
また次回もお待ちしております!!
2025.8.25 代表 小宮良太
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