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意識して手を動かすことについて



ラクシオンの理学療法士 小宮は考えます


「イメージが大切です!!」


「イメージして!!」


「ほら、もっと意識して!!」


ピクリともしない麻痺の手に、


こんな声をかけるセラピスト



否定するつもりはありません



確かに運動をイメージをするとそれだけで大脳の補足運動野と


いわれる部分の脳血流量が上昇する


という研究結果もあります


だから、一概に間違っているというわけではありません




が、



イメージして!!


意識して!!



………????????????



私はここに疑問があります



何をイメージするのか?


意識するって何か?


ということです


ここを具体的にセラピストが教示してくれているか??


具体的に教示してもらえているならOK、という話です



ミラーセラピーのように麻痺のない方の手を使って動くイメージさせることは


とても具体的にイメージを教示させるために良い手段だと思います



どのようなイメージをすれば良いのか??


これを大切にしたいです



また「意識する」とは????????????



よく見ていれば良いのでしょうか?


注視して、凝視すればいい?


念を込めれば良いのでしょうか?


「動け!!動け!!動け!!」



麻痺の方にとって、


朝起きてから寝るまでずっと念じていませんか??


「動け!!動け!!動け!!」って


これを療法士とのセッションの間も強いられるって、


ちょっと違う気がします


療法士いなくてもできるじゃん


療法士じゃなくてもできるじゃん


さらには、


「まだ意識が足りませんね」


「もっと集中してください」


なんていう療法士


おいおい、


何をもって、意識が足りていないというんだね??


意識する = 手が動く


ではないだろ


意識が足りないから麻痺になっているわけではありません


手を動かす神経回路の障害だから、手が動かないんです


さらに、


意識しているか、していないか


これって他人では判断できないことだと思いませんか?




これが私が疑問に思っていることです



だから、私は


「意識して」


の類の声かけはしません


「イメージして」


「感じて」


というときには具体的にどんな感じかを伝えます


何をイメージして、何を感じるべきなのか


これを必ず伝えます


ただ、脳神経回路を鍛え直すために


このような教示が必須かといわれると、


私はそこまで重要な要素ではないと思っています



精神修行のようなリハビリを受けている方、


ぜひラクシオンへどうぞ!!


片麻痺専門のトレーニングをぜひご体験ください!!


また麻痺の手に特化したHandUPトレーニングに取り組んでいます


ご興味があれば、公式LINEにてメッセージください




「できない」を背負っている人を、ゼロに。

片麻痺専門トレーニングジム ラクシオン.

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