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【装具外したい方必見】脳卒中認定PTが解説!麻痺の装具(AFO)を卒業するロードマップと種類

  • 執筆者の写真: 良太 小宮
    良太 小宮
  • 2024年11月30日
  • 読了時間: 5分

更新日:2 日前

2024/11/30

2025/10/29改訂


 「装具が重い」「脱ぎたい」「家の中では着けない」―麻痺を持つ多くの方が抱える、装具への切実な悩みです。


 装具を外したいというあなたの目標を、私たちは全力で尊重し、実現に導きます。


 しかし、焦りは禁物です。


 この記事では、脳卒中認定理学療法士が、装具の種類ごとの役割を解説し、安全に装具を卒業するための具体的なロードマップと麻痺のためのニューロトレーニング戦略を公開します。




「装具を外したい」を実現する第一歩:役割と種類を知る


▶︎装具の種類と役割:あなたの麻痺をサポートする理由


 装具の種類は、主に膝上まである長下肢装具(KAFO)と、足首までの短下肢装具(AFO)に分けられ、麻痺の程度やリハビリの段階で使い分けられます。




長下肢装具

図:長下肢装具(KAFO)




金属支柱付き短下肢装具AFO

図:金属支柱付き短下肢装具(AFO)



プラスチック短下肢装具

図:プラスチック短下肢装具(シューホーン)



 短下肢装具(AFO)の主な役割は、足首の不安定さを補い、安全で楽な歩行をサポートすることです。


短下肢装具(AFO)の主な役割


- 尖足・内反足の矯正: 足首のつっぱりによる足先の引っかかりや、内側にひっくり返る動きを防ぎます。(例:シューホーン、タマラック、オルトップ)


- 効率的な動きの実現: 足首の不安定さを補い、歩くための踏ん張りやバランスをサポートします。


プラスチック短下肢装具

図:プラスチック短下肢装具(シューホーン)


ree

図:プラスチック短下肢装具(タマラック)


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図:プラスチック短下肢装具(オルトップ)


 プラスチック製AFOで十分にサポートしきれない場合には、金属製の短下肢装具(AFO)が処方されます。



【PTからのメッセージ】

装具は「重り」ではなく、あなたの安全と目標達成を助ける大切な「パートナー」です。


卒業への第一歩は、このパートナーの役割を正確に理解することから始まります。



装具を外せない本当の理由:PTが指摘する「装具依存」


▶︎装具のメリットと「装具依存」というデメリット


 装具の最大のメリットは「安全な歩行のサポート」です。


 しかし、その裏側にはデメリットがあります。


 それは、長期装着による「装具依存」です。


 装具で固定されることで、「足首の背屈筋力」や、足裏の小さな筋肉(内在筋)が働かなくなり、「使わないことを学習した脳」が定着してしまうことです。



▶︎機能改善なくして装具卒業なし


 「装具を外しても転ばない、効率よく歩ける身体」を作るためには、装具が今補っている機能(足首の筋力や安定性)を、あなたの身体が自力で発揮できるように改善するしかありません。


 装具外したいという目標は、機能改善という努力なくしては実現しません。



装具卒業へのロードマップ:ラクシオンの「麻痺のためのニューロトレーニング」



▶︎ステップ1:装具を外して「足底の感覚」を再教育する


 ラクシオンのトレーニングでは、基本的に裸足でセッションを行うことが多いです。

 

 その理由は、装具で遮断されていた足裏(足底)からの感覚を最大限に引き出し、乱れたボディイメージを再構築するためです。


 この感覚入力こそが、脳に「正しい踏み方」を教え直す重要な要素です。



▶︎ステップ2:足りない「軸の安定性」と「分離運動」を取り戻す


 装具が補っているのは、単に足首の力ではありません。


 多くの場合、股関節や体幹(姿勢を保つための筋)のパワー不足を、足首の代償(痙縮や尖足)でごまかしていることが原因です。


 私たちは、「KAFOからAFOへ、そして卒業へ」というロードマップに基づき、全身の筋力調整と分離運動を集中的に行います。



▶︎ステップ3:最新技術を応用し、脳の再学習を加速させる


 装具外したいという目標を強力にサポートするために、電気刺激や振動刺激といった感覚入力を、あなたの主体的なトレーニングに組み込みます。


 これらは「つま先を持ち上げる」といった自力で難しい動きをサポートし、「動けた成功体験」を脳に繰り返しインプットすることで、装具依存からの脱却を強力にサポートします。



【認定PTからのアドバイス】装具を「卒業するもの」と捉えましょう


 脳卒中認定理学療法士の小宮良太が、あなたの装具の役割を正確に評価し、「装具外したい」という目標を叶えるための具体的なトレーニングと卒業の計画をご提案します。


 あなたの麻痺の可能性を信じ、一緒に次のステップへ進みましょう。



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 装具外したいという強い想いを持つ方へ。


 あなたの麻痺の状態を詳細に評価し、装具を卒業するための機能改善トレーニングをご提案し、希望へつながる「最初の一歩」を力強くサポートします!

 

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ラクシオン代表小宮良太

執筆者

小宮良太

片麻痺専門トレーニングジム ラクシオン.代表
脳卒中認定理学療法士
大学病院、リハビリ病院、クリニック、訪問リハビリなど臨床経験15年以上
2022年4月より独立 ラクシオン開業(自費リハビリ 神奈川)


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