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筋力低下を見極めろ

更新日:2023年12月19日

先日、「回復期脳血管障害患者の理学療法ガイド」という勉強会に参加しました


回復期脳血管障害患者の理学療法ガイド


理学療法士13年になっても勉強会に参加する理由は、


基礎的な知識の再確認や、最新の情報を知るため


という点も多いにあるが、



私の場合は少し違う



勉強中の様子


新人だったころに勉強した


我ながらたくさん勉強したと思う


その頃に勉強した内容を


今また勉強すると、


違ってみえるのだ


内容は同じ


でも、受け取り手が変わると


受け取る内容も変化する


さらに踏み込んで情報を得ることができることが楽しい


勉強会に参加すると知識ではなく、


知恵というか、


アイデアをもらえる、そんな感じ


さて、今回の勉強会で学んだことを2回に分けて紹介しようと思う



黒板を眺めている少年



筋力と筋肉


まずは筋肉について



マッチョな筋肉
※こんな筋肉はありません


加齢や病気、怪我によって、


またはダラダラしていて、


筋力は低下していく


でも、筋力低下のメカニズムは全て一緒ではない


そのメカニズムを知っておくと、


対処方法がわかるかもしれない



筋肉には種類がある


大胸筋、三角筋、腹直筋、大腿直筋、腓腹筋などなど


種類がある


今回は筋肉の筋線維の種類について紹介する


筋線維には大きく分類すると2つのタイプがある


・赤筋線維

・白筋線維


紅白だな


紅白によって働く作用が違う



赤筋線維


赤筋線維は持久力に優れた筋線維


パワーは劣るが、ずっと働き続けることができる


強くはないが、持続的に働くことができる


つまり、毎日の姿勢のために活躍している筋肉がそうである


歩き続けるために活躍している筋肉がそうである


長距離ランナー
長距離ランナーの筋肉に多いのが赤筋線維



白筋線維


白筋線維はパワーに優れた筋線維だ


持久力には劣るが、パワーは負けない


疲れやすいが、力はある


瞬発的に立ち上がったり、


重い荷物を持ち上げたり


瞬時に発揮できるパワーの筋肉だ


短距離ランナー
短距離ランナーの筋肉に多いのが白筋線維



これらの線維が一つの筋肉の中に混在している


混在の程度はトレーニングによって変化していく


だから、長距離ランナーと短距離ランナーの体作り、トレーニング方法は異なる


だから、フィギュアスケーターとスプリントスケーターの体作りは異なる


だから、ホームランバッターと安打製造機バッターでは体作りは異なる




筋力低下を見極めろ


それでは、【加齢による筋力低下】と【怪我や病気で安静を強いられた場合の筋力低下】には違いがあるのだろうか?



加齢による筋力低下


元気なおじいちゃん


最も身近に感じるのがこれではないだろうか


これまでは大丈夫だったのに、階段を登ると息切れが、、


最近、なんだか全身が怠い、重い気がする


つまり、姿勢保持などに使われる持続的な筋線維の低下が生じている


線維でいえば、赤筋線維だ


加齢によって低下するのは赤筋線維が多いといわれている


赤身の肉が減ってしまうことで


身体が重く感じるわけだ


必要なトレーニングは


重りを使うようなトレーニングではない


全身運動で持続的な運動だ


負荷は軽めで良い


気持ち良い汗をかく程度だろう


毎日の散歩が良いかもしれない


ヨガが良いかもしれない


ラジオ体操が良いかもしれない


やろうと思えばなんでもできる



ラジオ前で元気なおじいちゃん



安静を強いられた場合の筋力低下


入院している女性

病気や怪我などにより長期間、体を休ませる必要があった場合に生じる筋力低下だ


歩けるけど、走れない


軽いものなら持てるけど、重いものは持てない


コップは持てるけど、ペットボトルの蓋は開けられない


などなどの想像はできるだろうか


つまりパワーが落ちるのだ


線維でいえば、白筋線維が低下するとされている


日常的にグータラしているとパワーを維持することができない



必要なトレーニングは最大パワーを発揮するような方法だ


自分の体の重みを使った自重トレーニングも良い


持続的に最大限収縮を継続する最大等尺性収縮トレーニングも良い


重りやバーベルを使用することも良いかもしれない



トレーニングジム



必要なトレーニングは異なる


あなたに生じている筋力低下は、


どんな症状だろうか?


これは運動麻痺とは違うことにご注意いただきたい


もちろん運動麻痺を考える際に参考になる


さらに、多くの脳卒中の方には運動麻痺に加えて筋力低下が生じている


筋力が向上しただけで麻痺が改善したかのように感じることさえある



だから、トレーニングをするべきなのだ


運動麻痺なのか、筋力低下なのか


脳活動や筋活動を測定できれば評価が可能かもしれない


だが、一般にそんなことはできない


トレーニングして、


筋力も


脳力も


向上させてしまおう!


車椅子に乗るヒーロー



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Stronger Than Stroke 負けない、麻痺には。

「できない」を背負っている人をゼロに。

  片麻痺専門トレーニングジム R-accion.

代表 小宮 良太




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