「気がつくと、麻痺のない方の手や脚を使ってます…」
- 良太 小宮
- 2022年3月20日
- 読了時間: 4分

ラクシオン.の小宮です。
今回は、「気がつくと良い方の手や脚が中心となって生活や運動、仕事をしてしまう」という相談を受けました。
それぞれのカラダの症状によって、
当てはまらない場合もございます。
ご了承ください。
さて、単刀直入に専門用語で言うと、
Learned No Use
「学習性の不使用」
です。
脳の障害がない場合でも想像してほしいのですが、
「食事のとき利き手じゃない方の手で、箸を使いますか?」
では、どうして利き手で箸を使うのですか?
左手で箸を使ったって良いじゃいないですか?
そうです。
多くの方が左手では、箸が使いにくいんです。
便利じゃないんです。
ご飯を箸で口に運ぶことが難しいです。
うまく使えないから、歯痒いんです。
だから、右手で箸を使うんですよね。
※今回は右を利き手、左を非利き手としました。
つまり、私たちは、
箸を使うのは右手!
と同時に
左手は使わない!
という学習をしていることになります。
ここで考えていただきたいことが、
思ったようにできるか、できないか
スラスラできるか、歯痒いか
ストレスフリーか、ストレスフルか
快適か、努力が必要か
これらによって、私たちは手や脚の使い方を無意識に選択しています。
もしくは、幼い頃からの教育や習慣、文化ですね。
そして、この成功体験をもとに、学習が加速します。
不使用の学習が。
では、麻痺のある手や脚の学習性の不使用を改善するために、どうすれば良いのか?
麻痺の手や脚の動き具合にもよりますが、
麻痺の手や脚ができることをみつけていくことです!
それは、
▶︎ ご飯を食べる際にお茶碗を支えていることかもしれません
▶︎ 雑巾を絞ることかもしれません
▶︎ パソコンのEnterキーを押すことかもしれません
▶︎ 電動シェーバーを麻痺の手で使うことかもしれません
▶︎ ティッシュをとることかもしれません
▶︎ 電話機やスマホを持っていることかもしれません
▶︎ マスクのゴムを耳にかけることこもしれません
▶︎ 麻痺側の脚に体重をかけて立つことかもしれません
▶︎ 階段を麻痺の脚から昇ることこもしれません
日常生活に無意識に繰り返されている何気ないことを
いつもと違うやり方でやってみるのはいかがでしょう
そして、それが続けられる程度の努力が必要か
続けられないか
判断してみてはいかがでしょう
※個別の症状やリハビリ内容については、必ず担当の医師や療法士にご相談ください。

執筆者
小宮良太
片麻痺専門トレーニングジム ラクシオン.代表
登録理学療法士
脳卒中認定理学療法士
スポーツ理学療法認定理学療法士
大学病院、リハビリ病院、クリニック、訪問リハビリなど臨床経験15年以上
2022年4月より独立 ラクシオン開業(自費リハビリ 神奈川)
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